荒井屋 本店で味わう老舗のすき焼きとランチ

おでかけと発見

横浜市中区にある老舗「荒井屋 本店」に訪れた日の記録です。
夏休みに、すき焼きとランチのミニビフテキ丼、冷や汁そうめんをどうしても食べたくなり、開店時間の11:30を狙って出かけました。

荒井屋本店外観

開店と同時に続々とお客さんが入ってきて、すぐに店内は賑わいに。
「本当に早く着いてよかった」と思えるほどの人気ぶりでした。

店内は本店ならではの落ち着いた和の空間。外の暑さを忘れて、心地よい時間が流れます。

いただいた料理

まずは前菜。季節の漬物や酢の物、そして「青唐辛子としらすの出汁巻き玉子」が印象的でした。出汁の香りがふわりと広がり、ピリッとした青唐辛子の辛さがアクセントになっていて、食欲を刺激します。

荒井屋本店の前菜、青唐辛子としらす入り出汁巻き玉子

見た目からして華やかです。口に含むと素材の旨みがしっかり伝わり、老舗の技が光る一皿でした。

荒井屋本店のやさしい酢の物
荒井屋本店の水なすの漬物

そしてメインの「和牛すき焼き」。最初の一枚目を割り下にくぐらせ、溶き卵に絡めて口に入れると、その柔らかさと旨みに思わず感嘆。

荒井屋本店のすき焼き用和牛、サシが美しい肉質

ランチメニューからは「ミニビフテキ丼と冷や汁そうめん」をいただきました。ご飯の上にのせられたお肉は香ばしく焼き上げられ、バターを乗せることでより一層コクのある味わいに。冷や汁そうめんはごまの風味が効いた涼やかな一品で、夏の暑さを忘れさせてくれる爽快さがあります。

荒井屋本店ランチ、ミニビフテキ丼と冷や汁そうめん

さらに同行した家族が注文した「ハンバーグ御膳」もボリュームたっぷりで、ふっくらジューシーな味わいに大満足でした。

荒井屋本店ランチ、ハンバーグ

荒井屋 本店をおすすめしたい理由

荒井屋の魅力は、料理そのものの美味しさに加えて「本店ならではの特別感」があることです。ディナーでは贅沢にすき焼きやしゃぶしゃぶを楽しみ、ランチでは気軽に老舗の味を堪能できる。この幅広さが多くの人を惹きつけてやまない理由でしょう。

また、落ち着いた和の空間は、記念日や接待、家族の特別なお祝いなど、大切な場面にもぴったり。料理の美味しさと共に、空間全体が「思い出を彩る場所」として機能しています。

まとめ


伝統を大切にしながら進化を続ける老舗で、心に残る食事体験をすることができました。味はもちろん、料理の盛り付けや店内の雰囲気、スタッフの心配りまで含めて「特別なひととき」を過ごせます。

横浜で少し贅沢な食事を楽しみたい時には、ぜひ足を運んでみてください。きっと記憶に残る体験になるはずです。

すき焼きと牛鍋の違い

起源と歴史

  • 牛鍋(ぎゅうなべ)
     幕末から明治初期にかけて広まった料理。江戸時代は仏教の影響で肉食が禁じられていたため、牛肉を食べる文化が定着したのは明治維新以降です。牛鍋は「文明開化の象徴」とされ、牛肉を味噌や醤油で煮込んで食べるのが特徴でした。
  • すき焼き
     牛鍋から発展した料理。地域によって作り方に差がありますが、現在の「すき焼き」と呼ばれる形は大正から昭和にかけて一般化しました。

調理方法の違い

  • 牛鍋
     最初は「鉄鍋」で牛肉を煮込み、味噌仕立てや醤油ベースの汁で煮るスタイル。野菜や豆腐を一緒に煮込むため、汁気が多く「鍋料理」に近い。
  • すき焼き
     現代では「割り下(醤油・砂糖・酒・みりんを合わせたもの)」で肉を煮る関東風と、まず牛脂で肉を焼き、砂糖と醤油で味付けしてから野菜を加える関西風があります。卵に絡めて食べるのも大きな特徴です。

現代での位置づけ

  • 牛鍋は現在ではほとんど見かけなくなりましたが、老舗の料理店では「ルーツを守る料理」として提供されることもあります。
  • すき焼きは家庭料理としても、また特別な外食としても定着。お祝い事や季節の行事で食べられる、日本を代表するごちそうです。

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